韓国の人口は5000万人、うち半分はソウル都市圏に…
韓国の人口は約5000万人と日本の半分弱ですが、うち約1000万人はソウルに住んでいます。最近は郊外化が進んでいるため、少し減っていますが…。これだけだと人口の1/5じゃないか、と思うでしょうが、周辺部まで含めた広域でのソウル都市圏で見た場合、韓国の人口の半数をその土地がしめており、いかに一極集中しているかということがわかるかと。
つまり、韓国を体感するには、「ソウル」と「それ以外」に二分されるということです。
最初に体験するならオススメはソウル。カルチャーショック満載の都市
初めて行く人にオススメしたいのはソウルです。都市がキライな人は、地方でいいんですが、やはり文化の違いを感じるのにはソウルがいいです。
まず、仁川空港に降りる時の、干潟みたいになっているエリアの土の色でもうカルチャーショックです。下りて空港鉄道かバスかタクシーにのってソウルへ移動する時の、団地、いわゆる韓国でいうアパート(=日本で言うマンション)が高層すぎることにまたカルチャーショックです。人が多いから高層化していくのは仕方ないことなんでしょうけど、日本では見られないくらい高い団地が建っています。まちなかに入ると何かしらイベントが毎日行なわれていることと、夜の東大門のデパート・ショッピングセンターが大音量で皆イベントをやっていることにも驚くし、食事や買い物が24時間なにかしらできるということもかなり不思議です。電気街・電器店に行けば、キムチ冷蔵庫という日本にはありえないナゾの白物家電が。都市と山が非常に近いことや都市設計に風水思想が入っている点も学びがあります。街中のビルというビルに大画面のビジョンが溢れていることもスゴイです。また大学系のエリアをメインとしたアートや若者によるその他の文化活動(音楽やクラブ、演劇など)も盛んなこと、おばちゃんがかなり労働というかこの国の個人営業の基本を担っていることなど、いろいろな意味で、日本と違う、でもちょっと近いということは刺激になるはずです。でもこんなものではないのですよ。
釜山はより日本にも近い街
一方、釜山は僕は最初にいったときはやはり港町であるということから、コンテナが並び、ちょっと田舎な印象がありました。実際上陸したあと地下鉄やタクシーに乗ってみると、エリアは広く、海岸エリア(海雲台=ヘウンデ)辺りやセンタムシティ辺りまで行くと印象かなり変わりますが…。釜山も慣れると、かなり福岡と近いことから、いろんな文化が相互に入り組んでるなあ…ということも理解できます。都心部の地下鉄の表示や音声は日本語もあるし。地方空港から直接釜山便があるとか、福岡に近い人や、あんまり都会すぎるのもいやだなあという人や、海産物が好きな人は釜山もありかなと。
済州島は景色もよく、自然が好きな人やや慣れた人には楽しい場所
チェジュはまだ僕は未踏の地なのですが、真冬以外なら観光地としてはなかなか優れた場所だということはわかります。(車がないとつらそうですが…)食もいい(黒豚が有名だが、みかんなど農産物が豊富)し、アウトドアもオルレや気球など様々に揃っている。
他の町も、たとえば慶州や全州は日本人も行ったりしますが、日本との間で飛行機がでているのは前述の3つの町。こちらを経由して入国する機会が圧倒的に日本では多いはずです。
いろんな町にいろんな特徴があります。市町村単位で認識できるようになったらあなたはもう韓国通もいいところなのですが、そこまではわかんなくていいので、まずは都市部を旅して見てください。いろんな学びがありますよ。まずはソウル。ソウルのいろんなところを見てみることをオススメします!