韓国の最大勢力はキリスト教
今回はあんまり明るくない話をしますが、大して問題ではないので、あまり気にはしないで下さい。韓国は儒教の国だと常々言われていますが、基本的にはキリスト教徒が最大派閥の国です(約30%)。日本国内だとカトリック・プロテスタントがあってあとはわりと新興宗教に分類されるようなものが多いですが、韓国系でも旧来からのキリスト教側からすると認められないようなわりとオリジナルなキリスト教もあり、日本進出も果たしているものもあります。また逆に日本からも、新興宗教で宗教進出している例もありますね。某学会系とか。
さてなんでこのサイトに似合わないそんな話をするかというと、韓国の旅行代理店でも宗教系のものが見られるからです。ソウルに居を構える「S(Y?)旅行社(仮名)」がそれです。日本語対応で、現地発券日本行きエアチケットで評判のよい代理店なのですが、いわゆる「T教会(仮名)」系だったりします(日本国内にも関連ツアー会社もあります)。知らなかったのか初期の某テレビ番組でもあそこのチケット協力を貰ってますよね(後には無くなりましたが)。ちなみに釜山で起きた以前の射撃場の火災のときもそれ系代理店の手配だったそうですが(リンク)、あの事件、関連ツアー会社の後処理には非常に問題ありましたが、通常のエアチケットオフィスまで断罪するのはまた行き過ぎかなと思います。
旅行代理店のバックボーンや評価も調べて、自分で判断することが大事
ちゃんと営業をしていていて特に問題がなければ、使う使わないはその人それぞれが評価を見て決めればいい話ですから。以前、かなり教養のある某旅行社の韓国人ガイドさん(日本滞在経験もあり)とその宗教の話をしたのですが、日本側から見れば、かなり一時期勢力を持っていて特異に見えたものの、韓国国内ではあの宗教自体はそんなに大勢は占めていないというかあちらでもカルトの扱いだそうです(その人の評価であり、僕の見解ではありません)。また、宗教が正業をやるのは当然のことですし、労働コストが安く済む場合が多いこともあり、大概ユーザーサイドにとっては「気にしなければ得」ということも多いです。
まあ格安旅行は普通にネットでチケットを取ってしまう方が多いとは思いますけど、単純に価格だけではなくてその旅行代理店の評価は予めある程度理解しておいたほうがいいでしょうね。そちら方面の問題は別として、単純に、零細で経営がはか行かなくなった旅行代理店の破綻もたまーにありますから…。
これから韓国行くと、同国が抱える様々な問題が理解できていいかもしれません
僕は日本で韓流ブームが湧き上がり続けた際も問題としては2つあると思っていて、1つは質の悪い飲食店や、有象無象の宗教もそのまま日本進出してくる(交流サークルや語学教育を装って騙し勧誘してくる)という点、もう1つは当然ですが韓国ブームに便乗して(朝鮮戦争で分断されたことから、日本では北朝鮮国籍の方も多いため)なぜか「北の国」も儲かってしまうという問題がありました(別に個人が儲けたり、北の人が一緒に参加することはまったく構わないと思いますが、「ビジネス(生活)のためつい南側を偽装してしまう」、ということは問題と思います)。そういう意味合いでこの2つの問題を抱えたままの韓流ブームでしたが、僕は相当な韓国好きですけど、日本における韓流ブームが沈静化したことはそれはそれでよかったと思っています。
韓国も何度か行くと、気が付くと北の国境、板門店(パンムンジョム)を見学に行くツアーに行ったりしますけど(僕も2度行きました)、かなりいろんな問題を考えさせられてそれはそれで深いものがあります。いろんな韓国の抱える「問題」を生で感じ取るのも韓国旅行の醍醐味ではありますね。
ぜひ2度3度と行った際には、(国情が安定していれば)行われる板門店ツアーに行ってみてください(現地で、命の保証はしない書類にサイン(ただし鉛筆)させられるのは緊張すると思いますが…)。大げさでない国境がそこにあります。