写真:韓国 済州島の町並み 写真AC(SEOLLEIM)
朝鮮日報に転載された済州聯合ニュースによれば、2017年11月9日に済州で行われた「2017済州-日本経済観光交流活性化案のための討論会」で寺澤元一・在済州日本総領事館済州総領事は次のように述べている。「韓国を訪れる日本人観光客は2012年をピークに毎年減少しているが、昨年訪韓した日本人客に占める40歳未満の女性の割合は40%を超えた」
本当に韓流好きは、かつての冬のソナタ時代のファンの中高年層からから低年齢化していって、現在抵抗なくアイドル等に接している若年層への移行が進んでいるんだなあという認識ですね。ただ、この記事ではチェジュには「安近短」に着目させ、直行便の増便、キャンペーン実施、若い女性をターゲットにした新たなコンテンツ開発を説いているのですが、チェジュにかけているのは、こちらの目線だと「島内移動のための交通機関」です。シャトルバス、季節運行などは目にしますが、ただ単純に観光客用シャトルバスをもっと、グアムみたいにわかりやすく短時間定期運行して増便するだけでもだいぶ違うと思いますが…
女性にとっては「情報が少ないから行かない」というのはあるでしょうね。食に関しては黒豚とみかんが有名。自然については韓国のハワイとも言われるくらいで、インスタ映えする風変わりな名所もたくさんありますし、韓国国内の人がリゾートでやってくる街でもあり、また健康のための徒歩コース「オルレ」等が豊富な点など面白い面はあると思いますが、たしかに(いつも日本のテレビ番組でやるチェジュのお店は同じところばかりだったりして)宣伝は下手だといえるでしょうね。今後、女性対象としてより安全な環境づくりが充実していけば、島内観光も活性化していくのかもしれません。客である我々にとっては日本人向けの観光が充実していき、安いキャンペーンも行われるようになるのであればいい話ではありますね。