以前は人気だった「韓国トラベルプリベイド」
以前は韓国トラベルプリベイドというものを三井住友カードが発行していたのですが(こちらハナSKカードとアジアパスとの提携)、2016/1/22をもって新規加入は終了しています(今持っている人は使えるのでしょう)。こちら、220万店舗で使えるとなかなか利便性があったのでいまから入れないのが残念ですが…。
変わって登場した「KOREA E Prepaid card」(リチャージ不可の売り切りタイプ)、交通系のcashbeeにも対応(cashbeeはリチャージ可)
それに変わってか? 2015年にUCカードから登場しているのが、「KOREA E Prepaid card」です。『こりゃいい』にかけているダジャレネーミングのような気もしないでもないですが、こちらは韓国国内全てのロッテカード加盟店(やはり220万店舗)で使えるプリベイドカードです。(※現代百貨店、新世界百貨店、Eマート、ホームプラスでは利用不可)
韓国国内3,000店舗で使えるという優待サービスがあります(こちらもロッテカード相当)。
また、交通系電子マネー「cashbee」に対応しているので(カードに付いているだけで別チャージ)、こちらはセブンイレブン、バイザウェイ、CU、GS25、ミニストップなどのコンビニでも利用が可能です。(cashbee部分のチャージは韓国のセブンイレブン、CU、GS25、ミニストップ、ソウル・釜山市内の地下鉄駅券売機。cashbeeチャージ残高の払い戻しは韓国セブンイレブンのみ、残高から500ウォンを引いた額の払い戻し。KOREA E Prepaid cardの残高は払い戻し不可)。
注意事項としては、cashbeeは太田広域市・慶尚北道、大邱広域市のバス・地下鉄・タクシーでは使えません。それ以外の主要都市の(空港リムジンを除く)バス・地下鉄・タクシーでも使えます。
本体のKOREA E Prepaid card自体とcashbeeは別にチャージし相互移行はできません。KOREA E Prepaid cardは日本で購入する形となりますが、購入後リチャージ(再充填)はできないので、使い切りタイプとなる。10万、30万、50万ウォンのどれかから選ぶという形になっています(余った残高は払い戻しはできない)。
こちら空港や市中にあるみずほ銀行の外貨両替ショップ(※公式ページに表記ある店舗限定)で購入が可能です。
詳細はこちら:https://www2.uccard.co.jp/life/gift/korea_eprepaid.html
利点は、「韓国国内で利用できるプリカであること」「ウォンで残高管理をするため現地で為替レートを気にする必要がないこと」ですが、発行手数料が券面額の3.5%に2000ウォンを加えたものとなるのをどうとるかと、有効期限設定(最長で5年)もあるため、永遠に持っていられるものでもなさそうですね。
第三者に渡せるのであれば、頻繁にリピートする韓国旅行好きの人へのプレゼントとして使えるのですが、どんなものなんでしょうか。自分用でクレジット・カードは不正流出とかが心配、でも現金決済だとスマートでない…という時に使うのが正解でしょうかね。
こちらは円で入れて現地で出すタイプだが、トクかどうかはともかく、ネオマネーが便利かもしれない
それであれば国内海外でも使えて、現地通貨で引き出せるクレディセゾンのプリカ、ネオマネー辺りを使うのもいいのかも(厳密にはウォン建てで所持するものではないが)。(韓国での引き出しの優遇レートは、VISAで4%手数料あるものの、2016/11/7現在で(国内両替店と比べ)11%前後のお得。なお、利用者のブログではロッテマートでは使えないとの報告あり)家族振込チャージが可能なので、留学している家族の振込などにも使えるとか。
同じネオマネーの、YUBISASHI CLUB CARDというのが、もっと特典がありそうです。こちら初年度は「旅行会話集『旅の指さし会話帳』のアプリも使い放題」という特典が。旅行書籍などの株式会社情報センター出版局がやっているので安心ですね。
詳細はこちら:http://card.yubisashi.com/