▲NYTIMESの記事
緊張→来客減→価格低下
安倍総理が靖国神社にこの時期に参拝し、中国および韓国とのあいだの政治的な緊張が再び高まっています。
しかし、直接的な政治的国交はうまくいかない状態がつづくでしょうが、経済的には、(韓国の)観光産業、旅行代理店、輸出業、飲食店などの多くは日本との間が緊張してほしくないと考えています。
日本国内の観光産業は「別のことをすればいい」となりますが、韓国側では観光依存をしているため、他の選択肢は少なく、特に個人の雇用にも影響するからです。実際、日韓関係でビジネスをしている人の中で、前回渡韓した際韓国国内で失職している人を見ました。最近、韓国の観光業界が止む無く中国顧客の開拓に走っているのは、やはり観光産業自体が食いっぱぐれたくないのが理由でしょう。
顧客側から見れば政治的な問題が出てきた時は、旅行の価格帯がさらに下がるタイミングでもあります。というのはビギナーは敬遠するからです。ですが、一度行ってる人なら、それは杞憂だということはわかると思います。
たとえば、北朝鮮の挑発があった時期でも、まったくソウル市街は平穏でした(まれに年3回、20分程度行なわれる民間防衛訓練[避難をするもの]にあたることはありますが)。そして韓国には現地在住している日本人の数は2万人以上います。いちいち政治的なトラブルで韓国国民から目くじら立てられていたら在韓日本人社会自体が成り立ちませんし、普段観光の関係でソウル市内の大半で目にする日本人、大きなトラブルがあったら誰もこなくなるのはわかっていますから、普通にしている分には観光もまったく問題はありません。
現地に居るときに急に政治的に何か起こると不安にはなる
ただ、韓国サイドからの政治的な挑発が起こるときはやっぱりちょっとなあ…という印象はあります。前大統領が竹島(韓国側主張名:独島)に上陸した際などです。現地報道がそれ1色になりますからね。僕はたまたま、新羅ホテルのサウナでそれを知って「うーん」と思いました。まあ問題はなかったですが。
昔、キム・ヨナが浅田真央と競っていた頃、飛行機に乗ると、韓国人はキム・ヨナが1面のスポーツ新聞を、日本人は浅田真央が1面の新聞を持っていて、キレイに分かれて面白かったですが、せいぜい文化面で競争する、その程度に抑えられてほしいものですね。
なお心配されるほどのことは本当になくて本来的に今、マスコミにのることはほとんどないが大半の人は国家や財閥企業グループ等に対する不満がほとんどで、ガス抜き的に日本のほうへ誘導しようという動きはありますが国内問題のほうがよほど大きいという現実があるということを、元旦のNHKでも日本総研の人が言っていました。